あの頃5
お互い競馬が好きだったので、3Fでサンハロン。名前は何でも良かった。
初舞台の日が決まってからも本業である仕事は多忙を極めていた。
毎日12時に家に帰る生活も変わっていない。
1時からネタを覚えようとするがなかなか覚えられなかった。
ホニーマンとはその事でしょっちゅう喧嘩をした。
でも次第に息は合っていた気もした。
喧嘩をすればするほど、お互いを理解していた気がする。
と言ってもネタとなれば別。
発声方法や立ち方、立ち位置など細かく直された。
元来注意されるのが苦手な俺。結構反発をしていた。
そうこうしているうちに本番の日になってしまった。
本番は18時頃からはじまる
Base吉本には15時くらいに集合。
楽屋にはその日出演する芸人の卵たちが集まっていた。
皆NSCの同期らしく異常なほど仲が良かった。
その場で見て名前を知っていた(少しでもTVにでていたのは)青空、天津くらいだった・・・(もしかしたらもういないかもしれない・・・)。
劇場に入ってすぐする事はチケットの販売。
受付のときに500円のチケットを一人2枚円チケットを買わされる。
それをさばかなくてはいけない。チケット販売もコストダウンしている吉本根性は凄い。
といっても、チケットはすぐに売れる。
Base吉本の前にはお笑い好きの女の子が溢れていて、チケットを欲しがっている。
一声掛ければ誰かがつかまり、コンビ名と名前を教え握手。ついでに電話番号を・・・意外に教えてくれたりするからびっくり(!?)。
チケットを売ればあとは本番を待つだけ。
楽屋で壁を相手にネタ合わせを繰り返す。緊張していて頭が真っ白になる。不安なのでひたすらネタを合わせる。まわりも同じ状態だった。
そしてあっという間に出番は近づいてきた
続く


